Thursday, August 27, 2009

Wilco

チケット代がメチャクチャ高かったんですがWilcoのチケットを取ってしまいました。なぜチケット代が高いのにチケットを買ってしまったのか?は今から書きます。

まず最初に昔の話をしましょうか。かれこれ2000年初期の話なんですが僕は当時Canyonの大名盤でもある2nd Album"Empty Rooms"を聴きこんでいて凄くハマっていました。そんな時にCanyonがツアーでアメリカはシカゴのEmpty Bottleにやって来たので観に行きました。いやぁそれはそれは最高のライブでした。アンコールではCanyonのボーカルのBrandon Butlerが客席に向かって「Fred Erskine見てるか、この曲はお前に捧げるぜ」と言いながら"Ten Good Eyes"って曲を始めました、そしてその呼びかけに応える形でFred Erskineは右手に持ってるビール瓶を上に掲げる、その光景を観た瞬間に僕は深く感動したことを覚えています。まあ深く感動した理由の一つには当然、僕がCanyonとFred Erskine(当時はJust A FireとAbileneで活動してました)が好きだったのと彼等の関係も知っていたのは言うまでもない。

そのCanyonがシカゴにツアーに来てから約半年後ぐらいでしょうか、またCanyonがツアーでシカゴにやって来ると言う情報をゲットしたんですがその時のツアー情報にはJay FarrarのツアーにCanyonが一緒に回るって内容でした。はてJay Farrarとは誰?僕はその時、Jay Farrarなんて知りませんでした。でも僕はCanyonのライブに深く感動していたのでシカゴでは違うバンドとJay Farrarのライブが被っていたのと会場が大きいのもあって僕はシカゴの隣の州でもあるウィスコンシン州のミルウォーキーまで行ってJay FarrarとCanyonのライブを観に行くことにしました。はっきり言って観に行った甲斐は大いに大いにありました。ライブがあまりに完璧すぎました。Canyonのライブも去ることながらJay FarrarのバックにCanyonのメンバー全員が演奏ですよ。それは鳥肌が立ちますよ。最終的には涙腺が緩んでしまって泣いてしまうところでした。そのぐらいJay FarrarとCanyonの演奏がマッチしていたってことですよね。僕が今まで観たルーツロックやカントリー系のバンドのライブでは余裕でベスト3には入る好内容のライブだったことは言うまでもないです。そのライブを観てからと言うものJay Farrarに興味を持って後追いですが僕はUncle TupeloとSon Voltを聴きました。そしてUncle Tupeloの流れからWilcoも聴くことになるのです。

昔の話が長くなってしまいましたが、まあ僕がチケットを買った理由としてWilcoは現在において世界屈指のライブバンドと呼ばれていますがそれが本当なのかどうかって言うのを生で確かめたかったと言うのが一番の理由です。Wilcoのライブは果たしてJay Farrar w/ Canyonのライブを超えることができるのか?それが僕の中で凄く見ものなんですよ。Wilcoのライブは10月にありますが今から楽しみにしています。

それから最後に個人的に思ってることを今から書きますけどJay Farrarはソロで活動しながらも2000年代中期になってSon Voltを復活させてライブを今でも沢山行っていますがその背景にはCanyonの存在が大きいと思うんですよ。僕がJay Farrar w/ Canyonのライブを観て感動したようにJay Farrar自身もCanyonのことを凄く気に入っていてCanyon解散後はキーボードのDerryとドラムのDave等は新しいバンドRevivalを始めていましたがそんなことお構いなしに彼等のことを引き抜いてSon Voltのメンバーにした訳はCanyonのバンドとしての完成度が高く素晴らしかったからじゃないかなと僕は思っています。まあそんな訳でJay Farrarでさえ認めるCanyonを聴いたことがない人はこの機会に是非ともチェックしてみて下さい。

Wilcoの話をしようと思ったら最終的にJay FarrarとCanyonの話になってしまいました(笑)。すみません…。個人的にWilcoの音源はは2ndまで聴けば十分だと思ってます。僕の中では今のところSon Voltのほうが遥か上をいってます。さらに正直に言うとなぜセールス的にSon VoltよりもWilcoのほうが上をいってるのかが僕はただただ理解できません…。まあそれを確かめる上でもWilcoのライブをしっかり観て来ようと思います。